しばらく暑い日が続きそうだと予報が出ていましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回は消火器の色についてお話ししましたが、
今回は消火器が使用できる火災の規模や
「住宅用消火器」のお勧めの置き場所についてお話ししようと思います。
消火器とは、初期段階の火災を鎮火させるための設備です。
一般的に火災が発生して燃え広がるまで、
2分程度しかかからないといわれています。
つまり、消火器を使って消火活動を行う場合、
この限られた短い時間内に行わなければなりません。
逃げる時間のことを考えると
初期の消火活動に使える時間はもっと短いと考えられます。
そのため、集合住宅にお住いの方は
日ごろから廊下や通路のどの部分に消火器が備え付けられているか
確認しておくことが速やかな初期消火につながります。
そして、一つ注意点があります。
迅速な初期消火活動が必要なため、
廊下や通路に設置されている消火器を、自分の居住スペースに近いところに動かしたくなるかもしれません。
しかし、集合住宅の廊下や通路などに設置されている消火器については、
消防法の規則に則って設置されているものになるため、
動かしてはいけません。
安心安全のために、
ホームセンターなどで消火器を購入して
家の内に消火器を置く場合、
火元から遠すぎる場所に消火器を置いてしまうと
消火器を取りに行っている間に炎が燃え広がってしまいます。
そのため、家の中に消火器を設置する場合は、
火災が起こった時にすぐに取りに行くことができる場所に設置し、
設置場所を家族みんなが把握しておくことがとても大切になります。
火災を大きくしないために、初期消火はとても大切ですが、
消火器で絶対に火災を抑えられるという訳ではありません。
危ない!と身の危険を感じたら、速やかに逃げることが大事です。
そして、すぐ119番することも忘れないで下さいね!
次回も引き続き消火器についてお話ししようと思います。
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